
任意後見制度とは? 制度の概要や法定後見との違い、発効までの流れなどの基本を解説
高齢化が進むなかで、「自分が認知症になったら生活はどうなるのか」「不動産や預貯金の管理が心配になってきた」という不安を抱える方は少なくありません。特にご家族がいない方や、お子様が遠方に住んでいる方などは、何か事前に対策したいと考える機会も多いでしょう。そういった老後の不安を抱える方の選択肢のひとつとして注目されているのが任意後見制度です。任意後見は、元気なうちに信頼できる人を自分で選び、将来の財産管理や生活支援を委ねることができる制度です。しかし、誰にでもおすすめできるものではなく、長期に及ぶ契約ゆえのメリット・デメリットも存在します。本記事では、制度の概要や法定後見との違い、メリット・デメリット、手続きの流れなど、任意後見制度の基本を解説します。