ファイナンシャル・プランニングとは? 基本的な考え方や知っておきたいポイントを解説!

ファイナンシャル・プランニングとは? 基本的な考え方や知っておきたいポイントを解説!

お金の管理や将来の備えは、誰にとっても重要なテーマです。日々の生活費や教育資金、住宅ローン、老後資金など、人生の節目には大きなお金が必要になります。しかし、その資金をどのように準備し、計画的に使っていくかは、思いつきや勘だけではうまくいきません。

こうした長期的かつ総合的なお金の計画を立てることを「ファイナンシャル・プランニング」といいます。

本記事では、そんなファイナンシャル・プランニングの基本的な考え方や具体的なポイント、実践方法について詳しく解説します。

ファイナンシャル・プランニングの概要

ファイナンシャル・プランニングとは、人生における目標や夢を実現するために、収入・支出・資産・負債などの現状を把握し、将来に向けた資金計画を立てることを指します。

計画を大まかに分類すると、以下のようになります。

  • 日頃の生活費の管理
    → 日常的な支出と収入のバランスを整える
  • 教育資金の準備
    → 子どもの成長に合わせて必要な金額を計算し積み立てる
  • 住宅取得計画
    → 購入時期、ローンの選び方、返済計画を立てる
  • 老後資金の確保
    → 退職後の生活費を賄うための資産形成を計画する
  • 保険の活用
    → 万一の病気や事故に備える
  • 資産運用
    → 余剰資産を運用し、将来の目標達成や資金の確保に備える
  • 相続対策
    → 節税やスムーズな資産承継に備える

ファイナンシャル・プランニングは、人生全体を見据えて資金の流れをコントロールする総合的な作業です。そのため、始める前提として、金融制度や不動産、資産運用、保険、年金、相続などの幅広い知識が必要となります。その知識を担保する資格として、日本ではファイナンシャル・プランナー資格(FP技能士資格)が有名です。

ファイナンシャル・プランニングの基本的な流れ

ファイナンシャル・プランニングは次の手順で進められます。

1 現状を把握する

まずは、現時点の家計の状況を把握するところから始まります。

収入・支出の「お金の流れ」の部分と、資産・負債の「お金の量」の部分を分けて把握し、これからの予想を立てられるよう準備しましょう。

家計簿をつけている方は、過去のお金の流れも整理しておくと、これからの予想が立てやすくなります。

2 目標と課題を設定する

現状が把握できたら、次に今後達成したい目標と、乗り越えたい課題を整理します。

目標の例
「5年以内に一戸建てのマイホームがほしい」
「定年退職後は年金だけで暮らせるようにしたい」
「2年に1度は海外旅行に行きたい」

課題の例
「もしも子どもが小学校から私立に行きたいと言い出したら、学費が不安」
「あと10年で退職するが、老後の資金が足りるか不安」
「親の介護が想定より早く始まったらどうしよう」

このような目標と課題が具体的になれば、いつ・どのくらいお金が必要かが明確になります。

3 ライフプランを作成する

次はいよいよ、ライフプランを作成します。

ライフプランでは、1で検討した日常の収支が今後どうなるかを予測し、さらに2で検討したような大きなライフイベントでの収支を反映させ、今後の貯蓄の計画や保険・教育資金・住宅ローン等の検討、投資の方針などを定めます。

通常、起こり得る状況を想定して複数のプランを作成します。目標が叶えられ、かつ、実現可能なプランを目指して検討していきましょう。

4 作成したライフプランを実行する

ライフプランが完成したら、そのプランを実行していきます。

プランどおりに貯蓄を進め、計画したとおりの保険の加入や投資の実施を進めましょう。

5 定期的にライフプランを見直す

ライフプランは、一度作成すれば終わりというものではありません。プランどおりにいかないときもありますし、基礎となる職業や家族構成、目標、課題が変わることもあります。

そのため、定期的に(できれば毎年)プランを見直し、再度家計の現状を把握するところからやり直してみましょう

専門家に依頼した場合の費用

自分で計画を立てる場合は費用はかかりませんが、専門家(ファイナンシャル・プランナー)に相談すると、以下のような費用が発生します。

  • 単発相談:1時間あたり5,000〜1万円程度
  • 総合プラン作成:3万〜10万円程度
  • 継続サポート契約:年間5万〜20万円程度

費用は相談する専門家によって異なります。ただし、複雑な資産状況や相続対策が必要な場合は、多少費用をかけても専門家に依頼したほうが効果的です。

知っておきたいポイント

  • 早めのスタートが有利:複利効果や長期運用の恩恵を受けやすくなります。
  • リスク分散が重要:投資商品や保険の選び方は分散を意識します。
  • 税制の活用:NISAやiDeCoなどの制度を賢く利用することで、節税と資産形成を同時に実現できます。
  • 家族との共有:計画は家族全員が理解・共有していることが望ましいです。

まとめ

ファイナンシャル・プランニングは、人生の目標実現と安心した生活のために欠かせないプロセスです。早めに現状を把握し、目標に沿った資金計画を立てることで、不安の少ない将来を迎えられます。

自分で計画を立てるのが難しい場合は、専門家のサポートを受けるのも有効です。お金の計画は早ければ早いほど効果が大きくなるので、思い立ったら早めに初めてみてください。

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